花屋には実に様々な仕事があります。
その中でも特に思い入れのある3つの仕事があります。
ひとつめは、自分がやらなければ誰がやるんだ、という使命感に突き動かされながら行う、ひとつのゴミ袋にどれだけゴミを詰められるか、というもの。
30cm以上の茎をそのまま捨てているやつには、説教あるのみです。
ふたつめは、どうにかなるまで永遠に続けられちゃうのではないか、というくらい好きな、桶を洗うこと。手触りだけで汚れが落ちる瞬間がわかります。さらばバクテリア。略せというなら、さらバク、といったところでしょうか。
みっつめは、最も得意とする作業で、折りたたんだ段ボールをポリ紐で固くきつく縛ること。かっちかちの、ぱっつんぱっつんです。
いっこも花が出てきません。
自意識が服を着て歩いてたみたいな中高生だった自分にそっと教えてあげたいですね。
人生捨てたもんじゃないぞと。
0 件のコメント:
コメントを投稿